当院の診療について

伊賀耳鼻咽喉科では、耳・鼻・のど・首・お子様の病気に幅広く対応しています。患者さん一人ひとりの「気になる症状」を丁寧に可視化(診査・診断)し、わかりやすい言葉でご説明することを大切にしています。必要に応じて、市中病院や大学病院との連携も可能ですので、安心してご相談ください。

はじめて受診される方へ

1. 受付・保険証等の確認

マイナンバーカードや各種医療証をご持参ください。診察券を作成いたします。駐車場は2台分ございます。満車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。

2. 問診票のご記入

問診表をご記入ください。今までの症状の経過を書いたメモやお薬手帳などをお持ちいただけるとスムーズです。

3. 診察・検査


医師による問診・診察の後、必要に応じて精密検査を実施します。診断結果や治療方針については、専門用語をかみ砕いてわかりやすくご説明し、患者さんと一緒に治療方針を検討します。

4. 治療・お会計

治療後、次回の来院が必要な方には日程をご案内します。各種クレジットカード・キャッシュレス決済にも対応しています。

耳の病気

突発性難聴について

「急に耳が聴こえにくくなった」「耳が詰まる感じがある」などの症状がある場合は、突発性難聴の可能性があります。ストレスや寝不足が引き金になることもあり、早期の治療介入が重要です。点滴治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へご紹介いたします(※発症から時間が経過すると、治療効果が低下することがあります)。

耳だれを放置しないでください

耳かきのしすぎによる外耳炎や中耳炎が原因で、耳だれが出ることがあります。急性中耳炎は強い痛みを伴いますが、慢性化すると自覚症状が乏しく、進行してしまう場合もあります。重症化すると真珠腫性中耳炎に進行し、周囲の骨へ波及することもあるため、耳だれが続く場合は早めにご相談ください。

「難聴は治らない」とあきらめないで

加齢によるものと思われがちな難聴も、実際には他の疾患が原因であることがあります。原因を特定し、適切な治療を行うことで改善が期待できるケースもあります。「最近耳が聴こえにくい」と感じたら、一度ご相談ください。

補聴器の適切な使用が、認知症の進行を抑制する可能性があるという研究報告もあります。

耳で気になる症状の例

  • 痛み:中耳炎、外耳炎など
  • かゆみ:外耳炎(細菌・真菌感染)、皮膚トラブル
  • 詰まり感:耳垢、中耳炎、難聴など
  • 耳鳴り:神経性耳鳴、難聴、メニエール病、中耳炎など
  • 耳垢:自己処理によるトラブルが多いため、耳掃除は耳鼻科で行うことをおすすめします

耳の主な検査

  • 聴力検査(純音聴力・語音聴力・耳鳴検査)
  • ティンパノメトリー(インピーダンスオージオメーター)
  • 耳管機能検査
  • 内視鏡検査(ファイバースコープ)

鼻の病気

くしゃみ・鼻水・鼻づまり

アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎、風邪、副鼻腔炎など、原因によって症状や鼻水の性状が異なります。

  • 透明でサラサラ:アレルギーの可能性
  • 黄色や緑色:副鼻腔炎などの感染症の可能性
  • 血が混じる:鼻出血が続く場合は腫瘍の可能性もあるため、早期受診をおすすめします

鼻で気になる症状の例

  • 痛み:鼻前庭炎、副鼻腔炎
  • 顔の重さ・歯の痛み:副鼻腔炎、歯性上顎洞炎
  • かゆみ:アレルギー性鼻炎、湿疹、血管運動性鼻炎
  • 後鼻漏(鼻がのどに流れる感じ)
  • においの異常:慢性鼻炎、副鼻腔炎、ウイルス感染後(コロナなど)、認知症の初期症状
  • 乾燥感:萎縮性鼻炎

鼻の主な検査

  • 内視鏡検査(ファイバースコープ)
  • レントゲン・CT検査
  • アレルギー採血検査
  • 細菌検査

のどの病気

声がれ

風邪や乾燥による一時的な声がれは自然に治ることもありますが、声の使いすぎや喫煙・飲酒習慣がある方は、声帯炎、声帯結節、ポリープ、咽頭がん・喉頭がんの可能性もあります。症状が長引く場合は早めにご相談ください。

のどで気になる症状の例

  • 痛み:扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、口内炎など
  • 違和感:後鼻漏、扁桃肥大、逆流性食道炎、アトピー咳嗽、ストレスなど
  • 舌の痛み:舌炎、舌がん、舌痛症
  • 口の乾燥:加齢、シェーグレン症候群など
  • 味覚の異常:感染後、加齢、神経障害など

のどの主な検査

  • 内視鏡検査(ファイバースコープ)
  • 迅速ウイルス検査(インフルエンザ、コロナ、溶連菌、アデノウイルスなど)

首の病気

首の腫れやしこりに気づいた場合は、鏡での確認や触診で左右差がないかチェックしてみてください。甲状腺やリンパ節の腫れ、感染症、腫瘍などが考えられます。悪性疾患の可能性もあるため、早期受診が重要です。

お子様の病気

小児の耳の痛み

中耳炎が多いです。数時間で悪化することもあるため、夜間に痛みが強い場合は解熱鎮痛剤で対応し、翌日に耳鼻科を受診してください。

鼻水

黄色・緑色の膿性鼻汁は感染症の可能性があり、放置すると中耳炎につながることがあります。小さなお子様は鼻をかむのが苦手なため、耳へ炎症が波及しやすい傾向があります。

いびき・無呼吸

鼻づまりや扁桃腺肥大などが原因で無呼吸症候群を起こすことがあります。放置すると顔貌・歯並び・成長・学習能力に影響を与えることもあるため、必要に応じて早期の手術治療を検討します。

耳鳴り治療

耳鳴りは、ストレスや難聴、メニエール病などさまざまな要因が関与しています。当院では「耳鳴りを完全に消す」ことよりも、「耳鳴りと共にうまく付き合う」ことを目指し、薬物療法(睡眠改善・漢方・抗不安薬など)や音響療法を組み合わせてサポートします。

舌下免疫療法

スギ花粉やダニなどのアレルゲンを舌下に投与することで体質改善を図る「アレルゲン免疫療法(減感作療法)」です。内服薬や点鼻薬のような対症療法ではなく、根本的な改善を目指す治療法です

睡眠時無呼吸症候群(SAS)・いびき検

いびきは耳鳴り・めまいと関連していることもあります。簡易型睡眠検査装置を使用し、SASのスクリーニング検査を実施しています。気になる方はお気軽にご相談ください。

お気軽にご相談ください

患者さんの悩みを丁寧に可視化し、わかりやすくご説明することを大切にしています。必要に応じて市中病院や大学病院との連携も行い、最適な治療をご提案いたします。

PAGE TOP